視点は大切な気がする篇
細胞の群体である人体は、最小器官である細胞と連携がとれた状態である臓器という括りで考える視点がいるとは思う。
ただ臓器レベルで人体をとらえるだけでは生きた命を考えるには未だ足りずに困るので、各器官が連携した人体というさらなる大きな視点もいるかとは思う。
東洋医学というか思想は、相似形で事象を把握しようとしているように思う。
これは根幹に氣という概念があり、その氣がどの様な性質でどの様に運用されるかで事象の大小はあれども似通ってくる点に着目したからだろう。
これに対して科学的思考(西洋的思想といえるかは個人的には解らないのでw)は、分析して細分化して事象を把握しようとする。
この2つの把握の仕方は両方が揃う必要があると個人的に考えている。
左脳と右脳がある様に、得意とする使い方が違うだけでどちらかが欠けても非常に困るからだ。
科学的思考は相似形で物事を捉える時の根幹的な定義付けには非常に大切なように思う。そして相似形は似通っているという類推がたてば、科学的に研究する時に非常に効率が良い。
だから人体を考える時も、細胞レベルと器官レベルだけで無く全体的な調和を知る必要があるように思えるのだ。
その様に考える時、全体的なバランスを観ることで状況把握をする東洋医学と、検査でもって数値化や画像化することで客観視しようとする西洋医学(日本的な分類)は非常に大切な技術進化をしてきたように思う。
人体を考える上では、どちらかだけというよりもそれぞれの長所でもって人間という不可解な対象を観察し、考える必要があると思うのだ。