いよいよ小満
24節気の小満に21日から入りました。太陽黄経で60度の時分で、旧暦の四月中となります。季節の特徴としては、万物が春から萌え出してある一定の大きさまで成長した時分です。麦畑が緑黄色に色付く頃を表しているそうです。
初候は蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)です。
意味は、蚕が桑の葉を盛んに食べ始める時分を表しています。
実感ないとピンとこないかも
蚕と日常生活で接触しない我々には、何ともピンと来ない初候ですね。麦を作ることもないので、小満の意味も体感しにくいかもしれません。しかし雑草を見る限りでは、確かにしっかりと成長しているようです(笑)
自然界の季節の移ろいとしては気温も上がり、身近な動植物も変化しています。最近見ていて面白いのが、メダカですかね。
水温も上がり、結構活発に動き回っている姿が目につきます。我々も日差しにめげることなく、無理のない程度に活発に体を動かしていきましょう。
身体を動かせば
適度な運動は末梢循環が活発になり、皮膚などの末端細胞がどんどん元気になります。そして体温調節をしようと汗をかくことで、毛穴に存在する汗腺が刺激されます。
すると冬の間に寒さで強張り、刺激が少なく寝ぼけ気味になってしまっていた末梢血管や汗腺がどんどん元気になっていくんです。この頃は春からだんだんと汗ばむことが多くなってきた皮膚機能が夏に向けて、本格的に試運転を始める頃だと思います。
この時分にしっかりと末梢循環のメンテナンスすることで血管の強張りがとれれば、冷え性の改善が見込めます。
冷え性は脳と末端との体温調節の結果、低体温でいいという学習を脳がしてしまった結果なのだと考えています。ですので、冷え性改善には気温の高い夏が最適であり、血管の強張りを改善したうえで脳に適温を再学習させるといいんです。
ただ血管の強張り度合いも人によってピンキリですので、根気よく取り組むことが一番です。そして脳への適温学習も同じように根気が必要です。春から秋にかけてじっくり取り組むぐらいの寛容さがあった方が焦ることもなく、ちょうどいいかと思います。
今のうちに温熱刺激で血行を促進し、血管のマッサージをしてあげてください。
血管のマッサージとは、血管を刺激することで周径を広げたり縮めたりすることを何度も繰り返してあげることです。テルミーの冷温器は特にこの作用に優れています。
かと言ってテルミーにこだわらなくても、ペットボトルや湯たんぽを使ってもいいですし、温冷浴や裸療法でもかまいません。血管を刺激してあげることで、血行改善と血管拡張と収縮を促してあげてください。
すると血管は結果的に若返りますし、また皮膚が元気になる上に血管の拡張収縮で何度も刺激された自律神経も鍛えることができます。
温冷浴と裸療法については下記を参照ください。
温冷浴
裸療法