ワクチンに限らず、薬に副作用は付きもの!
新型コロナウイルスに対するワクチン開発が急務と世界中で渇望されている昨今。世界中でワクチン開発が急がれている。ある意味ゲスな邪推をするなら、早くにワクチンを開発して商品化すると儲かるし会社の宣伝になる。
そんな邪な気持ちと善意の気持ちでぐいぐいとワクチン開発の鎬を削っているであろう製薬会社群からこの度声明がでた!
その記事が朝日新聞デジタルから出た。『ワクチン開発9社、異例の声明「安全証明まで申請せず」ワシントン=香取啓介2020年9月9日』
これは毎日新聞のこの記事にも関係があると思う。『コロナワクチンで深刻な副作用の疑い、米治験中断 英アストラゼネカ開発2020年9月9日』
おそらく毎日新聞が伝えている英アストラゼネカの臨床試験の中止を発端に、ワクチン開発9社が副作用の検証観点から慎重にワクチン開発を進めようと連合を表明した形だろう。トランプさんを筆頭にワクチン導入を政治利用しようとする勢力に対してと、ワクチン開発陣営でも抜け駆け禁止も兼ねて人道的に問題に対処できるように対応したのだろう。
ワクチン開発が急かされる中、声明発表した9社は英断を下したと思う。彼らは功名心や圧力に屈せず、人類にとって本当に必要なものを提供しようとしてくれているのだろう。
ワクチンが流通した時に接種をどうしよう?
今の状況では新型コロナウイルスワクチンを個人的には利用したくない。
これは鍼灸業を営む上では信頼性という意味ではマイナスである。しかし現状として、ワクチンに対する信頼性を考えるとどうしても利用拒否を選択したくなる。この問題は集団免疫を考えた時に、非常に問題となる事案だと思う。
新型コロナウイルスによる個人的な健康被害とワクチンのもたらすかの知れない副反応としての被害。どちらにリスクを感じるかという問題が先ず一点。この個人問題だけでなく、社会的に新型コロナを蔓延させないためには一定数以上の人がワクチン接種をすることで耐性をつけていないと集団免疫としては破綻してしまう。
社会全体を考えるとワクチン接種をおこない、ウイルスの媒介者になる可能性を潰す方が戦略上正解といえる。しかし個人的な副反応や免疫バランスへの影響を考えるとリスクを無視できない可能性を否定できない自分もいる。
投与可能なワクチンがどのようなモノになるかによるが、マスク利用以上に社会的なリスク管理と個人の自由がせめぎ合う問題になりそうだ。