新たな検査方法が発表された!
新型コロナウイルスの検査でPCR検査が主流になっていると思うが、その検査結果がわかるまでには現状では時間がかかるようだ。しかしそんな新型コロナウイルス検査にも新たな風が吹き込もうとしているようだ。
まず日本の東北大学と島津製作所が息で感染の有無や重症化リスク判定できる検査方法を共同開発したようだ。
他にも 英オックスフォード大学が5分未満で結果が判明する感染症検査を開発したと発表したそうだ。ロイター通信が情報源だが、どれくらいの精度かなどの詳しい情報は残念ながら記載されていなかった。
追記
「島津製作所“物の表面に付いた新型コロナウィルスを約2時間で検出”検査キット開発」
島津製作所が検査キットを出したもよう。対象物の表面に存在する新型コロナウイルスを検出する時間がかなり早くなったようだ。ただ英のネイチャーが今までの新型コロナウイルスが物の表面で生き続ける時間にもの申す論説を発表している。刻々と解明されていく新型コロナウイルスの情報によって、今後の人の感染判定もより正確に早い方法が定着するようになるのだろうか?
「新型コロナ「接触感染はまれ」は本当か? 英ネイチャー誌が注目の論説を発表」
今のところ人に対しての検査で一番早そうな方法は、犬を使った検知方法なのかもしれない。
「ドイツで訓練中のコロナ感染探知犬、94%の確率で陽性者を識別」
「においで感染者発見!コロナ探知犬 英で訓練本格化」
「イヌの嗅覚を新型コロナウイルス感染症の検査に利用する!」
「新型コロナ「尿で重症化予測」研究に協力へ 兵庫・姫路市が検査キット活用、データ提供」
尿中のタンパク質「L-FABP」という物質が低酸素状態になる現われるという性質を利用して、肺炎の重症化リスク管理として重症化予測検査キットが誕生しているようだ。血中酸素濃度を測定する方法としてパルスオキシメーターが取り上げられてきた。
しかしこのパルスオキシメーターは爪の上から赤血球の色合いを測定することで酸素濃度を算出するらしい。その為に着け爪やマニュキュアなどをつけていると正確に測定することができない。こうした知識がないが素人がパルスオキシメーターを使いこなせるのかという問題点を指摘する専門家はおられたので、その方々の指摘を踏まえて多角的に重症化予測ができるようになったのかもしれない。
また無自覚なままに血中酸素濃度が低下している状態である、“幸せな低酸素症”「ハッピー・ハイポキシア」。新型コロナウイルスに感染し、自宅や隔離施設で経過観察を受ける患者さんの中で容体が急変して亡くなる人もいるので問題になっている。この様な方々に尿検査とパルスオキシメーターの組み合わせで血中の酸素濃度をおもんばかり、重症化からくる容体の急変に対処できるように受け入れ病院と連携が取れると利用者は安心しやすいのではないだろうか。
「コロナの危険な症状『幸せな低酸素症』 自覚ないまま悪化も」
新たな検査方法の精度がどの程度かが知りたいものだ。
上記の二つの検査方法について、検査結果が出るまでの概算時間については記載されているが、肝心の検査精度は残念ながら詳しく記載されていなかった。
これでPCR検査よりも検査精度も高いようであれば、いろいろな現場で検査を使い分けることできるようになるので今後に期待したい。
英オックスフォード大学の検査法では高精度あるらしい、他のウイルスとも識別できるようだと記載されているが、どれくらいの確度で擬陽性や偽陰性が混じるかなどの情報は載っていなかった。
二つの検査法ともに精度が高いと非常にうれしい限りだ。それに日本の検査方法は新型コロナウイルスだけに留まらず、その検査方法の応用にも期待が持てるようだ。息を5~10分程度吹きかけることで生活習慣病やガンの検査にまで応用できるかもしれないとのことだったので、空気感染する病気全般なども含めて応用技術が進むことを期待したい。
情報元
朝日新聞デジタル:https://news.yahoo.co.jp/articles/84f8b6e6ea18f9f8d7dc19d2196552c8113e7c2d
仙台放送:https://news.yahoo.co.jp/articles/191e359a0691facaf1af190f37b55ec5ea4f304f
ロイター:https://news.yahoo.co.jp/articles/a1e9c4ca815a7abc027c417d66d146d20acc7c85