簡単玄米クリーム食
基本は昼晩一日2食で、玄米クリームと豆腐半丁(200g)のみ
用意する物
玄米粉70~100g(一食分)、水320~720 ml、塩、鍋、かき混ぜる物
豆腐半丁、人によってはこれにカボチャの煮つけ3~5切れ、白身魚の煮つけ(50~100g)を付け加えることもある。
手順
玄米粉を水に漬け置く(5~30分)※水を吸わせる方が美味しいように思う。
鍋に入れ火にかける。この時に粉が沈殿するので、焦げないようにかき混ぜ続ける必要あり。この時点で塩を加えてもよい。
かき混ぜ続けると糊状に炊き上がってくる。ここでさらに加熱する事でデンプンがα化し、吸収しやすくなるだけでなく唾液での糖化により、より美味しく感じるようになる。
熱の入れ方で、水分の蒸発で糊のかたさが決まる。柔らか目が好きな方は水分を足せばいいし、かためが好みの方は水分を飛ばすとよい。
塩の量は、好みに基本は合わせる。カボチャや白身魚は状態や目的に合わせて組み合わせることもある。主に回復食や低たんぱく血漿時に処方される。
効果と目的
消化器系の粘膜の再生を促す。消化器系が弱い人の中には、食物繊維が負担になっていることがある。それも常識的には大丈夫に感じるレベルでも負担になっている人に、この玄米クリーム食はお勧めである。
食べる品目を限定し、品種を減らす事で消化負担を減らす。これは消化酵素的な側面からの負担がへるようだ。また腸内細菌の餌も限定することで細菌叢に影響が出るようだ。
※潰瘍性大腸炎の患者の体験談としては、クリームが腸のひび割れを癒してくれる感じがする。糊として傷口をはり合わせてくれるように感じると表現する方もいた。