新型コロナ重症化の原因を各国のデータをもとに検証したらしい。
今のところ真偽は定かでないという方がよさげでもあるのだが、ABO式の血液型で重症化する人の割合を出したらしい。それによるとA型が重症化の可能性が比較的高く、O型が低いような数値が出ているらしい。
そうなると日本はA・B・AB・Oの四種がいる国といわれており、しかもA型が多いとされている。世界的にみると日本の重症化が酷いようには思えないのが不思議に感じたりもするが、これは皆保険とマスクや手洗いによる効果による複合的な要因で死亡者が少ないということなのだろうか?
重症化の要因が解るとさらに対策がとれる可能性がある。血液因子が直接関与するのか?それとも他の常在菌などが微妙に関与するのかがまだまだ謎だが、今後の研究と続報に期待である。
今度は遺伝子分析から違う重症化の要素が発見
それもネアンデルタール人由来の遺伝子が関与しているらしい!
約6万年前にヒトゲノムに挿入されたネアンデルタール人(Neanderthal)の遺伝子の断片が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化リスクを高めることが分かったとする研究報告が9月30日、英科学誌ネイチャー(Nature)電子版に発表された。
上記に貼っていたURLは消えていたので撤去しました。AFPBB Newsの翻訳された記事にもあるが、ネアンデルタール人由来の遺伝子の断片を受け継いでいる人が分布されている地域やその割合的なものから日本人などのアジア系は重症化がまだましなのかもしれない。
他にも遺伝子的な分析の分野では発見があるようだ。
朝日新聞社が書いたある記事の内容からすると、アジア人に多い遺伝子による血圧調整能が重症化と関係するかもということだ。この上記二点の遺伝子由来の重症化リスク記事を観ると、地域差と進化による遺伝子の多様性が人類存亡のリスク管理的には多様性が重要であるということをあらわしているように思う。
パンデミックスの核心は人や物の移動とその速さにあると思うが、同時に人の地域差が育んだ遺伝子の多様性をいかに守るかを問うことにつながるのかもしれない。国際結婚や遺伝子の多様性を考えることを同列に語るには難しいかもしれないが、将来的な新たな感染症による混乱を想定するならば、ジーンバンクではないが個人のルーツを加味して感染リスクを考える視点も必要になるかもしれない。
新型コロナウイスによる混乱をいかに終息させるかを考えるのは政治家の仕事なのかもしれないが、それに翻弄される我々民衆も自衛レベルで信頼できる情報元や相談できる人の確保が重要なのかもしれない。