和治鍼灸院

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新型コロナウイルス 近況報告

新型コロナの新たに解った厄介さが嫌だ。

あるニュースを読むと一筋縄ではいかない厄介さに気付かされる。

ナショナル ジオグラフィック日本版を読んでいると、新型コロナの厄介さが改めて認識させられる。

読んだ記事によると、新型コロナの繁殖部位が多岐にわたることが気になった。しかも血管性の炎症を手始めに後遺症を含めてウイルスが引き起こす症状が人種や性別によって、リスクが異なることが最近のニュースから推測される。

遺伝子情報なども含む数種類のトリガーがあるのではないかと個人的には感じているが、抗原に対する免疫作用の暴走がどうも重症化の原因といえるだろう。

個人的には生活習慣にもトリガーが潜むのではないかと推測する。腸管からウイルスの侵入をゆるしてしまうこともあるだろうし、その結果から血液の状況などから炎症がより促進される可能性もあるのではないかと思う。

身体の還元メカニズムが重要なのかもしれない。

例えば身体の酸化と還元にはミネラルが関与するし、酸化という意味では体内の電子の処理がどうなるかが関与するだろう。

炎症時の酸化物質を中和し、酸化物質による炎症状況を還元修復するための資源が不足している生活習慣ならば、ショック症状が発生してしまうのは自明の理ではないだろうか。抗原に過剰に反応する危険性以前に、ある程度の酸化危機状況からの復帰時点で死亡する可能性が出てしまうのではないだろうか。

更にウイルスがもたらす毒素がスーパー抗原としての働きをしてしまう人がいるという。

抗原反応が過剰に起きる免疫ショックをいかに中和して、器質的損傷を癒すかの筋道を考える必要があることになる。アナフィラキシーショックのような状況をいかに中和し、その影響で傷ついた組織を癒すのか?治療という観点に立つなら、この二点を考える必要があるのだろう。

ステロイドなどによって炎症状況を緩和して生存確率が上がってきたと聞いていたが、ウイルスが原因の免疫ショックリスクを社会的にいかに許容するかのか。ワクチンの開発や治療薬ができることで新型コロナウイルスの脅威がインフルエンザウイルスのような指定感染症的な日常に根差したレベルに落ち着くのを個人的には待ち望んでいるのだが、その道のりがなかなか難しそうな気がしてきてしまった。

治療薬とワクチンがあればかなり危険度が改善されるとは思うが、ウイルス自体はおそらく根絶できるような類のものではないように思う。コロナウイルスの変異種という認識でいいのか?

それとも自然界にもともと存在し、他種族からヒト種に感染するようになってしまった新種という認識が正解なのかはわからない。しかしコロナウイルスの突然変異という訳ではないのであれば、インフルエンザウイルスの様に今後も共存していく可能性が高いだろう。

しかも流行に季節性が関係しないのであれば、インフルエンザウイルスよりもある意味性質が悪いのかもしれない。ただその弱毒性ゆえに、大半の人が無症状や症状が軽いのがまだ救いなのだろうか。

それでも身体の炎症による損傷からの回復を促進する方法を模索し、その方法を生活習慣化する必要がある様に思う。

ポイントは酸化還元の能力強化と細胞修復メカニズムの円滑化か

免疫メカニズムが暴走することがショックを与えるならば、免疫メカニズムの暴走を緩和してショックにおちいらせないことが理想だろう。西式の体操には毛管体操がある。

毛管体操で動静脈吻合(AVA)を開発鍛錬するとアナフィラキシーショックに至らない可能性があると聞いたことがある。理屈は抗原となる蜂毒が全身に回らないようにAVAの活動で局部から毒が全身へ回らないように血流が操作されるからと聞いた。

ウイルスに対して、特に内臓からの侵入に対してどこまで期待できるかわからないがAVAを鍛えることも重要なのかもしれない。

その上で抗原に対する反応が過剰にならないうちに酸化反応を還元化する機構が働く必要がある。

人体の酸化に対する還元機構は、呼吸や血液中の物質、尿を介しての酸化物質の排泄、細胞中での還元酵素分泌などが思い当たる。おそらくこれら全てが重要になるだろう。

今までの症例報告によると、新型コロナウイルスによる肺炎では二酸化炭素を肺からガス排泄ができることが確認されている。すなわち血液の酸化を呼吸を介して軽減できる可能性が皆無ではないということだ。

ただし肺炎による肺胞の損傷によっては酸素交換率が低下することから、酸欠下での組織への負担は要注意である。外圧に対して極端に弱い可能性が推測される。よってできる事ならば酸欠状態での運動は極力控えるべきではないだろうか?

血中酸素濃度を観測し、90を下回る前に酸素を与える方が組織破壊が軽減される可能性が大ではないだろうか。そして血中のミネラルやたんぱく質を介した酸化中和をいかに助けるか。

できるならばアーシングの概念などで電子の通り道を確保する方が、体内の炎症を軽減させ細胞修復に寄与する可能性もあるのではないかと思う。

これらはあくまでも推測でしかないので、実際のところはどれくらい役に立つかは不明である。それにかなり的外れな考えかもしれない。

それでもバランスの良い食事がもたらす健康因子とアーシングによる静電作用は健康に寄与するのは事実であり、小さな作用を積み上げて大きな難事に当たるのも自然治癒力の促進という方針から見ると必ずしも的外れという訳ではないと思う。

日々の生活を整えることで身体を調え、ウイルスに負けない健康を維持したいものだ。

追記2021年2月8日

海外の方からの嬉しいコメントが最近多い。

ただこの内容はあくまでも一考察として扱ってほしい。「この様な対処をすれば他の治療などは要らないはずだ。」などの極端な理解をしないでいただきたいのだ。特に重症化している人に対しては、病院で酸化中和や酸化緩和策として薬剤投与することで生存率が上がっているように思う。その時に静電作用を利用して肺の中和を図ろうという極端な対処は、+αになる可能性はあれどもそれだけでとなると大失敗になる可能性の方が高いと自分は考える。

できる事ならば発症する前からの健康管理が一番必要であり、その時にこそ自分の理論を取り入れて自然治癒力を高めていってほしいと思う。

自分の考えに近いニュースが出ていたので、この場にもそのリンクを添付したいと思う。

「コロナ感染で重症化、腸内フローラのバランスに関連性?」
「口腔環境、ストレス、etc…。腸内フローラ(腸内細菌叢)を蘇らせる4つのキーワード」

この腸内細菌叢のバランスや強さというのは、自分は自然治癒力にとっては非常に大事であると認識している。その根拠は食事療法による体質改善が、時に難病を治癒させることもあるからだ。また胃腸の荒れが改善されるだけでも、体表の血流の悪さが改善されたりする臨床経験もある。

今回の新型コロナによる重症化は、特にこの消化管を中心にする内臓の内傷があると発生するのではないかと思う。現に無症状者が確認されているように、ウイルスの秒毒性が高いという訳ではない。なのに同じウイルスによる侵襲による影響の違いは、文化などの生活習慣に起因する要因があると思う。

その要因は内傷であり、またもう一人の自分ともいうべき腸内フローラに原因があるのではないかと推測するのだ。今回のウイルスによる社会混乱は、我々人類が反省すべき点を指摘しているのだと思う。またそれと同時に社会システムレベルでの改善が、ひいては個人レベルでの生き方の変革を可能にすることからも強欲性というか資本主義の在り方が問われているとも思える。

資本主義の拝金主義というか、お金中心主義はあまりにも行き過ぎている。その影響が個人にしわ寄せがいってしまうという、いびつな社会システムになってきている。中国などの社会主義国の形態をとる国々でも、欲によって人間の在り方や自然との共生を無視する組織運営がいき過ぎた資本主義の暴走と何ら変わるものではない状況にあるのかもしれない。

人の欲というものに際限がないのが問題であり、その欲に社会システムレベルで振り回されている現在の在り方が非常に問題だと思う。

あと今注目している治療薬になるかもしれに可能性について、「新型コロナウイルス関連で期待したいニュース」にて紹介させていただいた。興味のある方は覗いていただきたい。

-新型コロナウイルス, 近況報告