西式健康法とは

西医学健康原理の4大健康素因、4大原則(4大則)

西医学とは、人間の皮膚、栄養、四肢、精神の4つのものを一者と観じ、
各々過不足なく、常に生々たる元気を以って、天寿を全うする科学である。

皮膚 皮膚の生理

①神経作用 精神こそは皮膚から進化したもの
②呼吸作用 火傷や塗料などで皮膚の3分の2を塞げば、皮膚の呼吸
障害によって生きることができない。
③分泌作用 発汗、皮脂、体温調節作用
④吸収作用 ビタミンC、スイマグ(マグネシウム)
⑤保護作用 身体を衝撃から保護する。
機能向上法:裸療法、温冷浴

栄養

宿便をためないような少食で質の良いものを選ぶ。6時間もしたら
食べたものは自分のからだになる

機能向上法: 青汁、生菜食、断食、玄米、菜食、柿茶、スイマグ
生水、少食(2食)

四肢(手足) 四肢の働きは腹腸の養いなり

毛細血管全体51億本のうち31億本(6割)が四肢の皮下に集まっ
ている。

機能向上法:毛管運動、脚絆療法

精神

気は心、心身一者

機能向上法:背腹運動

西医学保健療養の6大法則

1 平床 板の上で寝る

就寝のときは敷布団の代わりに平らな板を用いると、寝ながらにし
て、7~8時間は脊柱の矯正になり、慣れるとかえって熟睡できす。
平床の硬さによって皮膚と肝臓が刺激されます。
皮膚表面の静脈を鼓舞することで、血液の循環がよくなり、さらに腎 臓機能もよくなり、体内の老廃物の処理が進みます。
そのため知覚神経も麻痺することがなくなります。
又、肝臓機能の向上で腸の運動を助け便秘を防ぎます。
さらに、腸と密接なつながりのある脳を明快に保つこともできます。
アトピーなどで問題になっているダニも敷布団には80万匹いると言わ
れていますが、板の上で眠ると100分の1にも激減。・

2 硬枕

通称「木枕(きまくら)」という。半円形の木枕で、自分にあったサ
イズのものを使用する。サイズの選択の目安として、自分の薬指の長
さを半径とする大きさの木枕を選ぶと良い。また、木枕で寝てみて、 顎が床と水平な角度になるもの、顎が上に上がるものは小さ過ぎ、下
に下がるものは大き過ぎのもの。
平床と併用して特に副脱臼を起こしやすい頚椎の矯正する。
効能 耳鼻咽喉・歯の疾患、肩こり、気管支炎、などの予防と治療。
小脳や延髄の機能の向上により手足の神経麻痺の治療。

※木枕で健康診断、木枕利用で痛さや、麻痺を感じる人はどこかに故障
のある人です。痛みに耐えて正しく利用し続けると、故障個所は順次
矯正されていく。木枕利用の初期は、頭部の半面がしびれたりするこ
ともありますが、これは頚椎が歪んでいる人が、治ろうとしてズレが
正常な位置へと戻っていく前兆なので、勇気を出してそのまま続けて
みてください。
(注意)木枕は仰向けで使うものなので、横になって寝るとかえって頸や肩関節が故 障しかねないので正しい使い方をすることが肝心です。

3 金魚運動

脊柱の歪みを治し脊髄神経に対する圧迫や末梢神経の麻痺を防ぎ全身
の神経機能を整えると共に、腸管に刺激を与え、腸管の内容物を均等
にし腸管の機能を生理的に促進する。
平らな床に仰向けに寝て、頚の後ろで両手を組み、魚が泳ぐように身
体を左右に素早くうねらせる。
1日3回、1回2分
効能 血液循環の向上・全身の神経機能の均整と向上、便秘・下痢
腹痛・虫垂炎の予防と治療

4 毛管運動

手足と身体を直角になるように垂直に伸ばし細かく微振動させる。手
は肩幅にあわせ、足裏が床面と同じになるようにアキレス腱を伸ば
す。
1日3回 1回2分行う。
手足の静脈弁が整正されて、血液循環と新陳代謝が生理的に盛んにな
る。
うっ血、血液の停滞を除き内臓や循環系統の諸病を治療、予防するこ
とができる。
効能 痔、静脈瘤。足首の故障、腎臓病、心臓病、など

5 合掌合蹠運動

体の左右特に手足の筋肉、神経を平等に整え、調和をはかる。
仰向けになり、手は胸元で合掌し、足は膝を曲げて開いて足の裏を合
わせる。足の裏を合わせたまま、前後に伸ばしたり縮めたり繰り返し
す。手を伸ばしているときには足も伸ばし、手をひき付けているとき
には足もひきつける。伸ばすときには力を緩め、ひきつける時に力を
いれるようにするとよい。終了後は手足をひき付けた状態で静かに2~
3分静止する。
効能 骨盤低・腹部・大腿・下腿・足などの筋肉及び、神経機能、血液
循環などを調整する。特に安産法として効果がある。

※妊婦は毎日実行すれば安産になるし、逆子の改善につながる。

さかごなどの位置の異常もこの合掌合蹠運動を600~1000回実
行すればなおる。
その他。婦人病一般や生殖器病を予防し横隔膜以下の疾病を予防治
療することができる。生理痛や生理不順にも効果がある。
また、五十肩の予防になる。

6 背腹運動

脊柱を左右に振動させ、脊柱の故障を全体的に正し、腹部の運動によ
って、腸の機能をよくし、血液循環を活発にします。
また、背骨の左右振動運動によって(酸運動)と腹部運動(アルカリ運
動)を同時に行うことで、体液を中性に保つ。
首から上の病気ケガに効果がある。
背腹運動には、準備運動本運動がある。

準備運動は

①両肩を同時に上下させる(10回)
②首を右に曲げる(10回)
③首を左に曲げる(10回)
④頭を前に曲げる(10回)
⑤顎をひき、胸をそらせながら頭を後ろへ倒す(10回)
⑥頭を右回りで回す(10回)
⑦頭を左回りで回す(10回)
⑧両手を水平に伸ばし、掌を前方に向け、頭を左右へ1回ずつ回す。
⑨両腕を上に垂直に伸ばし、頭を左右に1回ずつ回す。
⑩⑨の姿勢から親指を内側にして手を硬く握り、そのまま肩の高さまで
肘を曲げる。
⑪⑩の姿勢から後ろへグットそると同時に顎を上へ突き上げる。

以上の準備体操を1分間で行う。

本運動

①正座をして足指を重ねるようにして両膝を開く。
②尾てい骨を中心に、頭の頂部までを一直線にし、1本の棒のようにし
て左右に振動する。
③傾いたときに腹部を押し出し、中心にきたら力を抜くように腹部をへ
こませる。
往復を1回として、1分間に50回 10分間で500回が標準