【効果】
皮膚を鍛え、自律神経を整える。
風邪の予防、疲労回復、冷え症、腰痛、肩こり、皮膚の痒みなど
【やり方】
水と湯に交互に入る。
各1分ずつ。
水から入り水は計5回。湯は計4回。
※水の温度は15℃~18℃くらい。湯の温度は41~43℃が理想的。
水から入って水からあがることを心掛ける。これは水による冷刺激で皮膚や毛細血管をまず閉めるためである。
初めの水は、湯の雑菌が傷口より入りにくくするためにであり、最後の水は、毛穴を閉めて体温が逃げにくくするためである。
水⇒湯⇒水⇒湯⇒水⇒湯⇒水⇒湯⇒水(各1分ずつ)
【注意】
病弱者や30歳以上の方で始められる場合は、最初は足首・手首までとし、次第に膝まで、腰まで、肩までと1週間位で慣らしていくとよいとされる。
高血圧、ひどい動脈硬化、心臓病などがある方は水の温度を上げて30℃くらいから始め、1週間~10日くらいで普通の温冷浴にするとよいそうだ。
又は、用心して腰までで止めておくのもよい。
【豆知識】
院長
水とお湯の温度差が20℃は差があるといいとされている。厳格な人は、夏などは保冷剤を使って水温を下げる人もいるそうだ。
院長
夏などの温かい時期から始めると、温冷浴を始めるには楽である。また西先生は、入浴時に体温が上がることでビタミンCや水分にミネラルが損耗するのを懸念して1分毎の交互浴を提唱されたようだ。
院長
厳格な方法ではないが、冬などはお湯から入って体を温めてから温冷浴をするのも一つである。また水から始まる事で皮膚や末梢循環を閉める概念は、大衆浴場のお湯の衛生を考えたとも聞いたことがある。