和治鍼灸院

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考えてみた 豆知識

歴史を紐解いてみえてきたもの

昨年末から調べなおしている進化の系譜(°▽°)

収斂進化や分子系統学なんかを改めて調べてみると、今の自分的には楽しいようだw

有蹄類(ユウテイルイ)には偶蹄類(グウテイルイ)と奇蹄類(キテイルイ)の違いがあるが、この違いは分子系統学的に調べると祖先が近縁種でないということがわかっているらしい。

ではなぜ進化の過程で蹄(ヒズメ)を獲得していったのか?

環境変化に適応し、生存競争を生き抜くために蹄を獲得した有蹄類は、祖先が違っても環境適応の為にある程度似通った形態に進化したということが考えられる。

この環境適応に伴う似た様な進化を収斂進化(しゅうれんしんか)というそうで、なんて勉強を年末から今まで本を読んだりウェブサイトで調べたりとしている(о´∀`о)

【偶蹄類】は、ウシシカブタイノシシキリンなど計9科で、【奇蹄類】は、ウマ科の他にサイ科バク科であり、現存するのは、この3科であるようだ。

生物の器官形成を進化段階に問うてみようと考えた疑問だったが、思わず山の裾野の広さに迷走しているw

でもその迷走がまた面白い(●´ω`●)
現在は長谷川政美先生の書籍やウェブサイトを読むのが非常に楽しいw

人体への理解が深まるかどうかは謎ではあるが、生物の理解は深まりそうだ٩( ᐛ )و

人は試行錯誤して工夫する生き物だと思う

歴史を口伝や文字化する事で、個人の体験や経験は集団のものになる。
集団のものになった経験は、より公共化?より先に解り易いデータ化を経てより多くの人が触れる事で活用や応用面で技術や教訓は陶冶されていくように思う。

1人の試行錯誤には発想や資源的に限界があるが、時間や空間をこえて試行錯誤するメリットというものは計り知れないように思う。

この集合知ともいえる経験値とその知恵を応用・活用するのが人類の強みだと思っていた。
しかし命の進化とは時間がかかるのと試行錯誤の段階で適者生存というシビアな側面はあるが、環境適応する為におきた進化する命の歴史をたどると命の試行錯誤の成した結果は人の創り出している集合知に通じるモノがあるのだなと思った。

ある意味、人の営みから生み出されている対話や教育がより合わされて集合知が編まれるならば、それはよりよくしようという進歩の途上というか変遷であり、命が環境適応に全力で取り組むのに似ていて当然なのかも知れない。

環境適応には生き残り種を繁栄させるというテーマが有る。

集合知にも学問の成立と体系化付ける事で知識に方向性が示されることでテーマが生まれる。現在は知恵や知識の集積から、よりそれを活用する為の各学問を総活用した集合知活用が試みられている。

これはある意味、肉体的な物質界での進化ではなく、情報や知恵といった非物質的な進化がおきているのかもしれないなと思う。

人が道具や火を活用するようになって文明が飛躍したように、命が精神的な進化を果たすのか。はたまた文明の飛躍というものにとどまるのか。AIなどの隆盛から精神生命ともいえる境地の情報生命の誕生?活躍の新天地?を垣間見ることができるのか。

最近の進化を学び直す期間は、新たな相似的観測点に気づかせてくれたように思う。

元素面での物質的進化・命の種としての進化・技術や知識面での知恵の進化・社会的常識の進化・教育や常識を根底にした個人レベルの精神的進化、いろいろな切り口の進歩の変遷が面白く奥が深いなと思う。

対話によって育まれ、共有することで育つ知恵に幸多かれと人のもつ可能性を信じ期待するばかりである。

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